出版社コメント情報
約38億年前、地球に生物が生まれてから、数えきれないほどの種類の生物が生まれ、ほろび、または命をつないできました。いま地球上に生きている菌類、藻類、木や草、小さな虫から大きな動物まで、すべての生き物は、たがいにかかわりあい、支えあってくらしています。この生き物たちの豊かな個性と、生命のつながりのことを、生物多様性といいます。この本は、世界がいま守らなければならない、地球の生物多様性を取りあげています。SDGsの目標でいうと、次の3つがテーマです。 目標13 気候変動に具体的な対策を 目標14 海の豊かさを守ろう 目標15 陸の豊かさも守ろうしかしいま、世界ではたくさんの種類の生き物が絶滅しかけています。人間は自分たちの発展ばかりを考えるあまり、ほかの生き物の命や、すみかをうばい、多くの動物や植物を苦しめてきました。その結果、地球の生物多様性が失われつつあるのです。地球上のいたるところに、魅力にあふれた生き物の世界が広がっています。まずは、この豊かな生物多様性を知って、楽しんでください。そして、どうすればこの大切な地球と生き物を守れるのか、いっしょに考えてみましょう。それが、生物多様性を守るSDGsへの取り組みの第一歩です。たった一人の行動でも、みんなの力が合わさると、地球の未来を変えるような信じられない変化を起こすことができます。