出版社コメント情報
ロボット手術は、ここまできている。ロボット技術による手術支援装置を使うと、医師は自分の指先を動かすように鉗子(かんし)を自在に操作できる、とされる。あらゆる点で患者に好都合とされるロボット手術は、わが国でも増加の一途をたどり、今や、アメリカに次いで世界第2位の「ロボット手術大国」である。なぜ、急速に普及したのか? なぜ、人の手よりも優れているのか? 婦人科におけるロボット手術の開拓者である著者は、この手術のすべてを知悉(ちしつ)する人物。通常の腹腔鏡手術が簡単にはできにくい子宮体がんは、ロボット手術が特に有効に作用する疾患である。適切な処置により治る病気となった、がん。治療の最前線!