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東京郊外のビル地下にあるバー〈ざばずば(the bar's bar)〉に集う男女5人。脳溢血(のういっけつ)で急逝(きゅうせい)した愛すべき酔いどれ作家・アール柱野を偲び、彼の馴染(なじ)みの店で一晩語り明かそうという趣旨(しゅし)の会合だった。だが、突如(とつじょ)身元不明の死体が目の前に転がり出たところから、5人に疑心暗鬼(ぎしんあんき)が生じる。殺人犯がこの中にいる!? 翌朝まで鍵をかけられ外に出られぬ密室の中、緊張感は高まっていく。しかし5人には、それぞれ、出るに出られぬ「理由」があったのだ……。
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