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東京・京都=鞍馬(くらま)・福岡=太宰府(だざいふ) 十津川警部、東奔西走(とうほんせいそう)。首のない三つの殺人。「卑弥呼(ひみこ)の金印」が事件の鍵?首のない他殺体が東京で発見、直後、京都、福岡でも同様の事件が起こった。現場には「正義之国王」という署名と、国宝「金印」の朱印の押された死刑宣告文が遺(のこ)されていた。凄惨な連続殺人と「金印」につながりは? 捜査に乗り出した十津川(とつがわ)は、三つめの朱印が史書にしか記されていない女王卑弥呼(ひみこ)の「もう一つの金印」であることを知る。本物か? 古代史学界が騒然となる中、実物を発見したと主張する謎の団体「アドベンチャー・ジャパン」が、幹部の一人を連続殺人の犯人として告発した……。