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SL「貴婦人号」の犯罪 長編推理小説

SL「貴婦人号」の犯罪 長編推理小説

商品コード:X1009784396208929

  • 著者西村京太郎/著
  • シリーズ名ノン・ノベル 892 十津川警部捜査行
  • 出版社名祥伝社
  • ページ数174P 18cm
  • ISBN978-4-396-20892-9

販売価格880円(税込)

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出版社コメント情報

シリーズ最新作! 犯人からの挑戦状! 殺人現場の「鉄道模型」は何を告げる!? 東京、山口、鎌倉、京都 十津川警部が挑む二重三重の謎! 〈著者のことば〉 日本のいくつかの路線で、SLが復活している。黒煙を噴(ふ)き上げ、汽笛を鳴らしながら、黒光りする機関車が、健気(けなげ)に走る姿は、心躍(おど)らせる。なかでも「貴婦人」と謳(うた)われるC57 1号機は、美しい。 昭和40年代になって、新幹線の登場とともに、各地でSLが姿を消していった。その頃のSLは評判が悪かった。トンネルに入ると、急いで窓を閉めないと、顔や洋服が煤(すす)で汚れてしまう。沿線の住民からは、洗濯物が汚れるという、苦情が相次いだ。 そのSLが、今、人々の心を引きつけている。正確さとスピードが優先される現代と、逆なものに、郷愁を感じるのだろうか。 インターネットで鉄道模型を販売していた男が殺害された。目撃証言から鉄道マニア雨宮(あまみや)の犯行とされ、十津川(とつがわ)警部は行方を追って山口(やまぐち)へ飛んだ。雨宮が愛するSL・C57 1型の最終運行日に、JR山口線沿線に現われると考えたのだ。だがそこに犯人の姿はなく、線路付近で東京在住の若い女性の他殺体が発見される。さらに、その被害者の横には「貴婦人」の愛称を持つC57 1の模型があった。雨宮の仕業(しわざ)なのか。そして被害者たちを結ぶものは? 捜査が混迷を深める中、鎌倉(かまくら)、京都でも新たな殺人が……。