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京都・鴨川殺人事件 長編旅情推理

京都・鴨川殺人事件 長編旅情推理

商品コード:X1009784396208974

  • 著者梓林太郎/著
  • シリーズ名ノン・ノベル 897 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
  • 出版社名祥伝社
  • ページ数264P 18cm
  • ISBN978-4-396-20897-4

販売価格921円(税込)

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出版社コメント情報

旅行作家・茶屋次郎 連鎖する疑惑を追う! 紅葉の古寺に忽然(こつぜん)と消えた美女。兄は強殺犯として追われていた――― 歴史に寄り添う流れが謎と人間模様を運ぶ! 人気の旅情ミステリー! 〈著者のことば〉 延久(えんきゅう)のころ(940年あまり前)の鴨川(かもがわ)は、手に負えない川といわれていた。都の中心にありながら、大雨が降るたびに増水しては、決壊した。川をわたる橋はことごとく流された。流域住民は水びたしになって家を失い、病の蔓延(まんえん)をおそれて、天を恨んだものだった。いま、四条(しじょう)大橋の上に立って、上流にかすむ山を眺(なが)め、下流を見下ろしても、かつて人びとを苦しめた痕跡は目に入らない。それよりも、両岸の紅(あか)い灯りを砕いている流れを見、川風をうけてたのしむ人たちで、この街はあふれかえっている。夜の大橋から南座(みなみざ)の灯りをじっと見ているうち、ここで生まれ育ったある家族に、芝居をさせてみたくなった。紅葉の美しい京都、旅行作家の茶屋次郎(ちゃやじろう)は取材のため、東福寺(とうふくじ)を訪れた。だが、同行していた地元の女性編集者・原口奈波(はらぐちななみ)が忽然(こつぜん)と消失。行方を追うや、彼女の兄・壮亮(そうすけ)も、数年前に恋人の石津紀世(いしづきよ)と相次いで失踪していることが判明した。直後、鴨川で女性の絞殺(こうさつ)死体が発見され、被害者はなんと紀世の妹・真海(まみ)だった。さらに、壮亮に対する殺人、強盗、贋札(にせさつ)行使の容疑が続々と浮上し……。はたしてすべての事件の真犯人は壮亮なのか? そして、兄妹を覆う疑惑の真相は? 古都の名川・鴨川を舞台に描く旅情ミステリー傑作。