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温かい絆が大反響の人情時代小説第6弾! 平八郎、一家の主に!? 頼まれた仕事は、母親と赤ん坊の家族になること? だがその母子、何者かに追われており…。素浪人・矢吹平八郎(やぶきへいはちろう)が口入屋に行くと、主(あるじ)が愛想良く手招きした。給金は破格の1日2朱。こういう時は危ない仕事と相場が決まっている。ところが意外にも頼まれた仕事は「若い母親と赤ん坊の世話」。彼女らと家族のように暮らすことになった平八郎は次第に絆(きずな)を深めるが、そんな折に何やら怪しげな武士が……。母子のため、平八郎が神道無念(しんとうむねん)流の剣を振るう!