出版社コメント情報
“甘い汁”の源泉を探れ!地元企業の重役が、危険運転の末に瀕死(ひんし)の重傷を負った。その裏に“忖度(そんたく)”と金の匂いを嗅ぎつけた佐脇(さわき)は――腹痛に堪(た)えかねて病院に赴(おもむ)き、余命いくばくもないと悟(さと)った悪漢刑事佐脇。交通課から異動してきた問題警官和久井(わくい)の指導監督係を命じられ、嫌々ながらも「甘い汁の吸い方」を伝授(でんじゅ)していく。地元企業と県庁の「忖度(そんたく)」を嗅(か)ぎつけ、巨悪を追いつめる佐脇だったが、地元企業の重役が病院で殺されかけ、県庁職員も行方がわからなくなる。ついには佐脇の背後に忍び寄る影が!