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領民を苦しめる政争に巻き込まれた市兵衛、北へ。待ち構えていた邪悪な暗殺集団が襲いかかる!唐木市兵衛(からきいちべえ)と暮らした幼き兄妹小弥太(こやた)と織江(おりえ)の親戚にあたる金木脩(かなぎおさむ)が酔漢に襲われ重傷を負った。柳井宗秀(やないそうしゅう)の治療で一命をとりとめたものの、酔漢は実は金木の故郷北最上藩(きたもがみはん)の刺客(しかく)であることが発覚する。急遽(きゅうきょ)、北最上に奔(はし)る市兵衛。そこでは改革派を名乗る一派による粛清(しゅくせい)の嵐が吹き荒れていた――領民を顧(かえり)みず私欲を貪(むさぼ)る邪剣集団が、市兵衛暗殺に牙(きば)を剥(む)く!