出版社コメント情報
この物語を読み始めたその瞬間からあなたは「金曜日の女」に騙されている残酷でさみしくて、純愛なんてどこにもない自分勝手な恋愛ミステリー全てはたったひとつの醜い真実へたどり着く就職もせず、虚無な毎日を過ごしていた波多野卓也(はたのたくや)は、偶然訪ねた旧友・岸部桜子(きしべさくらこ)の家で、桜子姉弟が愛し合う衝撃の光景を目にする。数日後、卓也が再び目撃したのは姉弟の血まみれの死体だった。事件の鍵を握る謎の美女、鬼頭美千子(きとうみちこ)と接触を図った卓也だが、二人の周辺で次々と不可解な殺人事件が――。驚愕(きょうがく)のどんでん返しと残酷な結末が待ち受ける傑作ミステリー!