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謹訳源氏物語私抄 味わいつくす十三の視点

謹訳源氏物語私抄 味わいつくす十三の視点

商品コード:X1009784396614904

  • 著者林望/著
  • 出版社名祥伝社
  • ページ数328P 19cm
  • ISBN978-4-396-61490-4

販売価格1,870円(税込)

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出版社商品紹介

人物描写、物語の構成の妙味、濡れ場、死など13のテーマで『源氏物語』の魅力を紐解く。

出版社コメント情報

第67回 毎日出版文化賞特別賞受賞 『謹訳 源氏物語』の著者が読み解く その名文、その名場面、その面白さ! 紫式部は、なぜ光源氏の死を描かなかったのか? 「私抄(ししょう)」という言葉に込めた意味 『源氏物語』は、渺々(びょうびょう)たる大海原のごとく、蓁々(しんしん)と茂り合った大森林のごとく、その興趣はどこまでも尽きる所がない。だから、ややもすれば「木を見て森を見ず」ということにもなりがちなのだが、大きく全体を俯瞰(ふかん)しながら、一歩退いてあなたざまにこの大文学を再考してみると、そこにさまざまの面白さが埋蔵されていることに気づくのである。ああも読んでみよう、こう切り取ってもみよう、そういう多様な視座からの読解と批判に耐えるという意味でも、この作品の汲めども尽きせぬ面白さは隔絶したものがある。そこで、いま私なりの考え、どう読んだら面白いかという「ヒント」を纏(まと)めたものという意味で、これを「私抄」と題し、公刊することにしたのである。(「あとがき」より) 「死」の場面は女たちばかり──それはなぜ? この物語をずっと通読してみると面白いことに気がつく。それは、柏木を唯一の例外として、「死」の場面が描かれるのは女たちばかりで、男たちの死はほとんど全く描かれないことだ。それは何故だろうか。─────(本文より) 『源氏物語』を味わう十三の視点とは 一 親子の物語としての源氏物語 二 葵上は冷たい女だったか? 三 色好みの魂 四 源氏は食えぬ男 五 明石の入道はどんな人? 六 垣間見(かいまみ)の視線 七 夫婦のありよう 八 この巧みな語り口 九 女親の視線の「うつくしさ」 十 奥深い名文の味わい 十一 源氏物語は「死」をいかに描いたか 十二 濡れ場の研究 十三 救済される紫上