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「…いいのよ、欲張って。困らせたって、おかしくなったって、あたしが全部受け止めるから――誰にも譲ってあげないんだから――」喜一とすれ違ってしまった日から1週間。えみは、話し合うタイミングが掴めず、このまま1ヶ月近く喜一と会えない日々が続くさみしさで落ち込んでいた。そんなえみを気遣い、友人・大原の提案で、なぜか市浦をいれた3人で食事に行くことになるものの、市浦に促され、喜一の勤めるバーに突撃することに!バーのドアをくぐった3人を迎えたのは、喜一の戸惑った顔で…。「”市浦さん“ってチカちゃんのコトだったの……っ?」実は知り合いだった喜一と市浦。しかもその関係は――「ハジメテの男」!?