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ジャズメンの死に方は、その音楽と生き様に通じる──現役の医師でもある小川隆夫だからこそ書けた、新たなるジャズ論 全盛期のジャズメンの生き方は「普通」ではないことが多かった。つきまとう麻薬、カネ、女……。いきおい、その死に方もドラマチックかつ壮絶なものが多い。そして、彼らの死に方(=生き様)は、彼らが鳴らした音楽にそのまま繋がっている。本書は、そんな角度から23人のジャズメンの死因と音楽に迫った異色の一冊である。著者は、現役の医師でありながら、永くジャズ・ジャーナリストとしても仕事をしてきた小川隆夫。ニューヨーク留学中に多くのジャズメンの知己を得た小川は、その後マイルス・デイヴィスの「主治医」を務めるなど、医師的な視点でもジャズメンを見つめてきた。そんな小川だからこそ書けた、新たな視点のジャズ論がここに完成。 【登場する主なジャズメン(カッコ内は死因)】 クリフォード・ブラウン(交通事故)/チャーリー・パーカー(心臓麻痺)/ビル・エヴァンス(肝硬変)/チェット・ベイカー(ホテルの窓から転落死)/ジョン・コルトレーン(肝臓がん)/リー・モーガン(内妻が射殺)/アルバート・アイラー(謎の溺死)/ジャコ・パストリアス(暴行を受け脳挫傷)/マイルス・デイヴィス(肺炎と呼吸不全)/他