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世の中には「このままではなかったことにされてしまうかもしれない映画」があります。それが「劇場未公開映画」。毎月、レンタルショップには何十本というDVD作品が入荷され、話題作以外、特に劇場公開されなかった作品は、そのまま誰の目にも触れないまま棚の隅に追いやられ、最後には廃棄、またはレンタル落ちとしてワゴンセールされてしまうのが現状。しかし、そんな中にも、「面白い」作品は数多くあるのです。本書では、そんな劇場未公開作品をとりあげ、それが「いかに面白いのか」を紹介。レンタルショップで埋もれてしまうにはあまりにももったいない「掘り出しもの」を、「どこが」「なぜ」良いのか、映画監督にして脚本家、そしてスクリプトドクターとしても現在活躍中の著者が、アカデミックかつユーモラスに徹底評論。B級作品がら文芸作品まで、劇場未公開映画の愉しみ方を伝授します。「この映画はなぜこういったつくりになっているんだろう?」「作り手の狙いはなんだろう?」と、より深く映画を考える思考体系が身に付く! ※本書はよみもの.com(http://43mono.com/)にて連載した内容に大幅加筆、修正を加えたものです。