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世界でもっとももパンの種類が多い国、ドイツ。大型パンは約300種、小型パンにいたっては1200にものぼる種類があるとされています。これらのパンは、一日3回の食事だけでなく、ちょっと小腹がすいたときのスナック、おやつ、クリスマスやイースターなどのお祭りやパーティー、イベントでも食され、ドイツの生活には欠かせない食べ物です。ドイツパンの特徴は、パンの種類のみならず、使用される原料穀物も豊富なこと。小麦粉のみならず、ライ麦粉、スペルト小麦、オーツ麦なども使われ、ヘルシー志向が強まっている現在、ますます注目を浴びています。小麦アレルギーやグルテンフリーに対応できるパンが多数揃っているのもドイツパンならではです。本書では、このようにバラエティ豊かなドイツパンを一堂に集めて、紹介。日本で入手しやすいパンを中心に、定番ドイツパン100種以上を、大きく「大型パン」「小型パン」「祝いパン」「菓子パン」にジャンル分けし、それぞれのパンの特徴をわかりやすく解説しました。さらに材料や食べ方、保存方法をはじめ、ドイツのイベントやパン屋さん事情など、現地の暮らしぶりを多彩なコラムでピックアップ。パンのみならずその周辺の様子がわかり、よりドイツパンについての知識が深まります。本書があれば、“ドイツパンのすべてがわかる”。パン職人の方、これから目指す方、パン業界の人をはじめ、もちろんドイツの食文化に興味がある人、ドイツパン愛好者、そしてパンに興味のあるすべての方必携の一冊です。