出版社コメント情報
街のケーキ屋さんにある定番のお菓子「シュークリーム」。その歴史から、作り方、アレンジまでを徹底解剖したプロのための製菓技法書です。パティスリー、ベイクショップなど、日本の洋菓子市場は細分化が進み、本場さながらのオーセンティックな店舗が多数見られるようになりました。一方で、長く日本の生活に慣れ親しんだ味も改めて注目されるようになり、喫茶店や街中華はその代表格。お菓子とて例外ではありません。かつて街のケーキ屋さんのショーケースを彩ったお菓子たちは、その時代を知っている人には懐かしく、今を謳歌する若者には新鮮に映ります。洋菓子店に必ずあるお菓子といえば「シュークリーム」。おやつとして長年親しまれてきたもの、フランス仕込みの端正な佇まいのもの、シェフの個性をぐっと盛り込んだもの、ひと口に「シュークリーム」といってもそのヴァリエーションはさまざまです。シュークリーム」の名店として知られる店舗が、どういう「シュークリーム」を作っているのか、基本のシュー生地、クリーム、組み立てについて詳しいレシピを紹介します。その上で、アレンジを2?3種類を案内。レシピと合わせて、そのシェフ/お店の「シュークリーム」へのアプローチや作るときのコツ、考え方もうかがいます。巻末には、「シュークリーム」にまつわるミニ知識も紹介。「シュークリーム」の魅力を徹底解剖した1冊です。