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現在、ヨーロッパサッカーの主要リーグでは、多くのアルゼンチン選手が在籍し、活躍しています。リーガ・エスパニョーラではバルセロナのメッシ、セリエAではユベントスのディバラ、インテルのイカルディ、ナポリのイグアイン、プレミアリーグではマンチェスターシティのアグエロなど(すべて2016年6月現在)、それぞれのリーグでは、毎年のように得点ランキングの上位にアルゼンチン選手の名前が出てきます。これは今にはじまったことではなく、過去にはマラドーナを筆頭に、バティストゥータやクレスポ、ケンペス、カニーヒア、リケルメ、テベスなど、伝統的に世界的ストライカーを輩出しているのです。その世界的ストライカーのほとんどは、アルゼンチン国内の多くのプロチームから巣立っていますが、中でもボカ・ジュニアーズは、世界屈指の強豪クラブであり、マラドーナを生んだことでもあまりにも有名です。ボカ・ジュニアーズ・フィリアル・ジャパンはボカ・ジュニアーズの日本支部であり、地域に根ざしたサッカー文化と競技スポーツとしてのサッカーの質的向上などを理念とし、ボカサッカースクール「La Escuela」の運営などを行っています。本書は、そのボカ・ジュニアーズ・フィリアル・ジャパンを監修に迎え、アルゼンチン流のストライカー(点取り屋)になるための要素に特化し、そのテクニックや体の使い方、ポジショニング、考え方、メンタルの持ち方などを解説しています。近い将来、ヨーロッパサッカーの主要リーグで得点王を争うような日本人ストライカーを輩出するためのノウハウが詰まった一冊です。