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ベテランの児童精神科医が、自身も阪神・淡路大震災を体験し、その災害支援活動に携わった経験をもとに、災害とは何か、それが人の心にどのような影響を及ぼすか、市民一人ひとりがどのように対応すればよいのか、数多くの事例や見聞例をあげつつ、平易に解説する。自然災害だけでなく、人為的な戦争、事故、犯罪、児童虐待なども広く災害と捉え、そのもたらすトラウマや心のケアについて分かりやすく説いている。第一章 災害って、なんだろう第二章 自然災害と人為災害は区別できるか第三章 戦争は災害である第四章 子どもと災害第五章 児童虐待という子どもの災害第六章 大型災害時、子ども施設はどうなっていたか第七章 犯罪の被害第八章 個人災害という視点第九章 トラウマ(心の傷)とは何か第十章 外傷性ストレス障害の歴史第十一章 こころのケア第十二章 受難者同士の助け合い第十三章 ボランティアの勧め第十四章 災害をどう捉えるか