おすすめコメント
グループは、医療現場のみならず、地域保健、福祉、矯正、教育など多方面で活用されているが、その中核を担う集団精神療法となると、まだまだその実践事例は少ないのが現状である。本書は、研修・福祉・教育・医療領域での、ユニークな30の実践事例を詳細に取り上げることで、その多様な展開と自由で柔軟な臨床のあり方の中から、今後のグループの未来を探ろうとする。まさに、日本の集団精神療法の最前線を提示する。グループ臨床に関心のある方や、集団精神療法を実践してみたいと思っている人たちにとっては最良のガイドブック。