出版社コメント情報
1978年よりトウ小平主導の改革開放政策で市場経済への移行が図られ、2010年には日本を抜いて世界第2位の経済大国となった中国。その首都である北京は、今や世界政治の中止としても急速に発展しつつある一方で、明清帝国時代の都市計画や建築が今でも数多く残されている歴史都市でもある。本書は、北京の建築物や都市景観を写した主にごく初期の写真を含む19世紀後半から20世紀前半の古写真と、同じ場所で撮り下ろしたごく最近の写真を比較することで、都市の爆発的な拡大の中でも、変わるものと変わらぬものを視覚的に検証し鑑賞できる、大判写真資料である。原書は2017年出版。