幸せとは過去の傷を克服し、未来を見つめて現在を健全な仕方で生きることにある、とマリアン・ロハスは主張します。私たちが悩む問題の多くは、現在の自分を管理できないことに起因しています。幸せとは自分に何が起こるかにではなく、起こったことをどう解釈するかにあるからです。著者は、医学と心理学の最新の研究、ならびに長年の精神科医としての仕事や人生経験から得た人間についての鋭い観察の成果に基づき、より幸せな人生を築くため参考になる種々の考察を教えます。それらはに日常生活の中で実行可能な手軽なものです。たとえば、脳の様々な分野を知り活性化させること、人生の目標を立てること、意志を鍛えること、適度に自己を主張すること、過度の自己批判と自分への要求を避けること、楽観的な見方の重要性を再認識すること、睡眠とスポーツの効果的な実践、栄養学の知識など。