出版社コメント情報
佐藤俊雄は少年時代から様々な災難に見舞われたが、その都度、救いの手を差し伸べてくれる人がいた。信頼すべき友人に恵まれ、最愛の女性との愛も結実し夫婦として人生を共にした。俊雄は周囲の人々との絆をより深く築き上げるべく努力し、家族の一員としての責任と役割、愛情や思いやりの重要性を最大限に実践してきた。人生の過程では喜びや悲しみ、挫折や成功、出会いや別れなど、数々の出来事に巡り合う。それらを通じて、人々はどのような人間でありたいのか、何を大切にして生きるべきなのかを見出すことに努力する。「最後」とは物事の終わりではなく、「最後」のあとには、新たな始まりが待っている。人生の「最後」がいつ訪れるかは分からない。だからこそ、その前にできる限り充実した人生を送りながら、今を生きるべきなのだ。佐藤家を取り巻く人々との生き様を丁寧に紡いだ愛と命の物語。