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上司とのトラブルで会社を辞めた深町さくら。彼女は再就職するまで、兄・ユリオの家に転がり込み、ショッピングサイト《ほしがり堂》を経営する彼の仕事を手伝うことに。節操なく色々なモノを欲しがり、方々から集めたガラクタ(お宝)を欲しい人に売るユリオ。そんな彼が欲しがるモノをゲットしに行くと、なぜか決まって事件に巻き込まれてしまう! 身元不明のゾンビの死体の謎、ゴミ屋敷に隠された秘密など、ほしがりの兄と苦労人の妹がお宝をめぐる数々の事件に挑む。〈浜村渚の計算ノート〉シリーズの著者が描く、ポップで楽しい連作ミステリ。文庫オリジナル。