出版社コメント情報
フィリップ・コトラーが認めた一冊企業経営の場においてマーケティング分野の地位は相対的に低下する傾向にあるが、マーケティング主導による戦略で成功した顕著な成功例は多々ある。本書はそうした事例を3つのフレームワーク「3V」-優良顧客(valued customer)・価値提案(value proposition)・価値ネットワーク(value network)によって分析し、マーケティング分野は戦略的かつ収益志向であることが必要であると説く。各章ではそのための手段として、例えばブランドの効率的運用によるコモディティ化対策や市場のグローバル化に対応した新たな流通戦略の必要性について言及し経営者が挑むべき課題を提示する。