出版社コメント情報
スポーツがうまくなるにもコツがあるように、未来を考えていくときにも、考え方のコツがあります。そんなコツを「経済の考え方」を使って整理してみたのがこの本です。 この本は、経済学のテキストではありません。経済事情の解説書でもありません。経済学の考え方がどんなふうに役立つのか、生き方・考え方という視点に立って、生き抜く知恵のようなものを解説した本です。その意味ではずいぶんと毛色の変わった本になっています。 コツをうまく掴んでちょっと見方を変えれば、きっと、世界はもっともっと違って見えてくるはずです。本書のはじめに・おわりにより―――――――――――――――――-――――――――――――――――- 転職を考えるとき有効な戦略って何? 夢や目標を立てるとき知っておくべき方法論とは? 買い物で迷ったらどのように決めるべき? 優秀な幹事に必要な条件って何?――人生のさまざまな選択や意思決定には、経済のほんのすこしのエッセンスが、とても役立ちます。 「サンクコスト」「機会費用」「オプション価値」など、経済の基本的な概念が日常生活をどのように豊かにしてくれるのか、 東大経済学部の名物教授・柳川先生が、いいとこどりでやさしく楽しく教えます。*本書は2011年11月に日本経済新聞出版社から刊行された『元気と勇気が湧いてくる経済の考え方』を再編集して文庫化したものです。