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三度目の奇跡 日本復活への道 緊急出版

三度目の奇跡 日本復活への道 緊急出版

商品コード:X1009784532354671

  • 著者日本経済新聞社/編
  • 出版社名日本経済新聞出版社
  • ページ数188P 19cm
  • ISBN978-4-532-35467-1

販売価格1,320円(税込)

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おすすめコメント

成長を知らない君たちへ 今年20歳になる君たちが生まれた1991年は、日本の成長が止まった年です。「バブル経済の崩壊」と呼ばれている年に当たります。豊かさに慣れた私たち大人は問題の先送りを続け、その結果として日本は今も低成長にあえいでいます。自分の国が力強く成長する姿を一度も見たことがない君たちの目に、戦後最大の危機を迎えたこの国は、どう映っているのでしょうか。日本が先進国の一つとして生き残るには、明治維新、戦後復興に続く「三度目の奇跡」を起こすしかありません。主役は君たちです。しかし、君たちが背負う荷物はとてつもなく重い。2011年3月11日の東日本大震災によって、その荷物は絶望的なほどに重くなりました。それを背負いつつ日本の再生をなし遂げるのは、まさに「奇跡」です。自分たちを待ち受ける厳しい未来に、君たちの仲間はすでに気づいているのかもしれない。働かず、学校にも行かない「ニート」と呼ばれる若者が増え、消費に興味を示さない人もいる。「望んでも手に入らないのなら、いっそ最初から望まない」と豊かさに背を向けているように見えます。しかし、それでは「奇跡」は起きません。人口減、高齢化、財政難。そこに大震災と原子力事故が加わった日本。海外には「日本はこの危機を乗り切れない」と予測する国もあります。息をつめて、日本の行く末をじっと見ているのです。危機を乗り越えられないと、どうなるか。例えば、重税が課されて暮らしが苦しくなる。一握りのお金持ちしか十分な医療サービスや教育を受けられない。君たちの子どもが大人になるころ、日本はそんな国になっているかもしれません。いま日本はGDP(国内総生産)の2倍近い借金を抱えています。家計に例えると月収40万円の世帯が、毎月58万円を支出し、ローンの残高が4600万円になっている状態です。震災でその借金はさらに増えることになるでしょう。また、チェルノブイリ原発事故と並び「史上最悪の原発事故」になった東京電力福島第1原子力発電所の事故は、日本の技術力に対する海外からの信用を失墜させました。その処理に手間取れば、日本そのものが世界の信認を失いかねません。海外の国々は日本の農産物も工業製品も買わなくなる。国際社会の中で日本は孤立してしまうかもしれないのです……