出版社コメント情報
現在の果樹農家の課題は、果実の安値安定。小ノ上さんは「増収に勝るコストダウンはない」と富有で3トンどりで安定経営を実現。その秘訣は徒長枝活用。一般に徒長枝は果実生産にとってマイナスであるとして、生育期の芽かきや休眠期のせん定で取り除かれるが、徒長枝利用で良品多収が実現できるというのが小ノ上さんの考え。そして、農家は積極的に自分で販売すべきだと、冷蔵カキを3月まで産直で販売する。本書では、安定多収を支えるせん定技術を中心に、減農薬病害虫防除、省力経営に欠かせない農機利用、安定価格による販売方を公開。