台北故宮博物院でのみ見られる　偉人たちの書簡を集成！　　台北の故宮博物院のみが所蔵する歴朝の名人の書簡コレクションから約二〇〇件を厳選して原寸大で収載。カラー図版の採用で行草書が詳細にたどれる。中でも王安石・蘇軾など、多くの宰相・将軍・文人・学者を含む、宋代の尺牘群は歴史的資料としても貴重。　　◆秘蔵の尺牘を更に厳選　比類なき故宮博物院のコレクションの粋を収載（宋52家105点、元10家15点、明34家72点）。中でも王安石を始めとする宋代の偉人の尺牘は他では見られない。　　◆原則として原寸掲載　大型の判型（36.4×26.2cm）により殆どの書跡を原寸のまま掲載。例外的なものは縮小比率を示す。　　◆精緻な原色図版を採用　従来のモノクロとは異なり、微細な行草書の筆路も大型の図版と相まって鮮明に看取できる。　　◆釈文は図版に付載　学書の際の利便性を考慮して、釈文は該当する図版と同頁に掲載した（巻末にも重ねて収録）。　　◆解説・書人小伝・釈文を巻末に付録　解説は西林昭一（跡見学園女子大学名誉教授）、書人小伝・釈文は澤田雅弘（大東文化大学教授）が担当。釈文の傍らには訓読を添えて内容の理解を助ける。