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ブラッサイ パリの越境者

ブラッサイ パリの越境者

商品コード:X1009784560027097

  • 著者今橋映子/著
  • 出版社名白水社
  • ページ数352,55P 22cm
  • ISBN978-4-560-02709-7

販売価格4,950円(税込)

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1899年9月9日、トランシルヴァニアの都市ブラッショーで、ブラッサイこと、ジュラ・ハラースは生まれた。トランシルヴァニアは現在はルーマニア領だが、第一次世界大戦までは約一千年間ハンガリー領であった。ハンガリー語では「エルデーイ」(森の彼方)と呼ばれるこの土地からは、「ハンガリーのボードレール」と言われる国民的詩人エンドレ・アディや建築家カーロイ・コーシュらも輩出し、この地はハンガリー文化にとって重要な意味をもつ。ブラッショーは1919年以降、ブラショフとルーマニア名に変更された(50~61年にはスターリン)。この消失した「ブラッショー」という名の記憶をみずからの名として一生留めながらも、1984年7月7日に八十五年の生涯を閉じるまで、二度とその地を踏むことのなかった写真家ブラッサイ。彼はその残りの人生の大半をパリで過ごすことになる。当初、画家をめざしながらも、さまざまな精神的危機を乗り越え、1932年に第一写真集『夜のパリ』を出版する。しかし、その後、写真のみならず、彫刻やデッサン、映画やバレエ、文学など、さまざまな領域の創作活動をつづけていくことになる。ブラッサイがもとめていたものは何だったのか。精選した二十枚のイマージュ(図版)から、さまざまなジャンルで活動を続けたブラッサイを貫く二つの「想像力」を解き明かしていく画期的な一冊。サントリー学芸賞、渋沢・クローデル特別賞、日本写真協会賞学芸賞受賞の著者によるブラッサイ論の決定版。

出版社商品紹介

「夜のパリ」で有名なブラッサイは、写真だけでなく、版画や文学などさまざまな表現を試みた。彼がめざしたものは何だったのか。