ヤマダモール

はなごよみ 〈草花〉時代小説傑作選

はなごよみ 〈草花〉時代小説傑作選

商品コード:X1009784569902371

  • 著者中島要/著 廣嶋玲子/著 梶よう子/著 浮穴みみ/著 諸田玲子/著 宮部みゆき/著 細谷正充/編
  • シリーズ名PHP文芸文庫 み1-21
  • 出版社名PHP研究所
  • ページ数316P 15cm
  • ISBN978-4-569-90237-1

販売価格924円(税込)

ポイント3%28円相当進呈

在庫通常1~2日で出荷

株式会社ヤマダデンキ(登録番号:T2070001036729)が販売し、「株式会社トーハン」が発送いたします。

ご購入数量

出版社コメント情報

いま話題の女性時代作家が勢ぞろい! 桜、あじさい、朝顔、菊、椿……言葉にできない思いを花に託した、美しくも切ない時代小説アンソロジー。●「吉原桜」(中島要)吉原一の人気花魁・唐橋は、妹分の紅鶴と間夫を別れさせる。悲しみに沈む紅鶴に着せるために、唐橋が仕立て直しを頼んだ百花繚乱の“いろはの打掛”とは。●「桜の森に花惑う」(廣嶋玲子)猫の姫様の庭である桜の森に迷い込んだ人間の久蔵は、涙にくれる華蛇族の娘・初音に出会う。恋をしなければならない一族なのに、いまだ恋ができずにいる初音に対して久蔵は……。●「あじさい」(梶よう子)御薬園同心・水上草介は、元同僚から相談を受ける。祝言を挙げることになったが、剣術道場の兄弟子が頼んでいないのに仲人をやる気だという。隠居の身である兄弟子は、道場では少々煙たがられ、さらに息子の嫁からも厳しい態度を取られているようで……。●「ひとつ涙」(浮穴みみ)蔵前の札差の娘・おまきは、縁談がなかなかまとまらず嫁き遅れといわれるも、七歳のときの初恋の相手が忘れられない。そんな中、四年前に行方をくらました幼馴染の助五郎が現れる。やさぐれた魅力を持つ助五郎は、どうやらわけありのようで、おまきは助五郎に協力することになる。●「縁の白菊」(諸田玲子)君江は意中の相手と菊見をするために、待ち合わせ場所の茶屋で相手を待つが、突如、狼藉者が茶屋を襲撃する。狼藉者が居座る茶屋を抜け出した君江だが、茶屋の娘に懇願され、ある男を探すことになり……。●「侘助の花」(宮部みゆき)掛け行灯をつくる際に侘助の花を描く看板屋が、その理由を尋ねられ、一度だけ“生き別れの娘を探すため”という作り話をする。しかし、存在しないはずの実の娘を名乗る女が現れ……。四季折々の花を背景に、江戸の人情を描いた短編六作を収録。