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──挿れられるの、そんなに嬉しいの?雌犬みたいだな 元恋人・主基に匿ってもらう代わりにからだを提供することになったミミつき・八尋。本当は恋人に戻りたいのに、対価としての行為を繰り返すしかなくて──。研究施設を抜け出し、元恋人で人気俳優の犬養主基のもとへ転がり込んだミミつきの柴野八尋。匿ってもらう対価となるのは、時価十億ともいわれる「ミミつきのからだ」だ。本当は主基に逢いたくて、危険を顧みずアメリカから戻ってきたのに、恋の噂が引きも切らない主基から与えられる言葉も愛撫も、恋人時代とはまるで違うものだった。それでも彼の指先ひとつに八尋のからだは悦び、淫らにしっぽを振ってしまう。頭を撫でられれば、蕩けるように気持ちがよくて――。『ウサギ狩り』 『泥棒猫』に続くシリーズ第三弾、犬ミミ編!