出版社コメント情報
いまなお名作と語り継がれる「刑事コロンボ」。2020年は、『殺人処方箋』の原点となったレビンソン&リンクによるドラマ"Enough Rope"が放送され、初めて「コロンボという名の刑事」がテレビに登場して60周年のアニバーサリーイヤー(さらに2021年はシリーズ放送開始50周年)にあたります。本『刑事コロンボの帰還』においては、作家・山口雅也氏の製作総指揮として、研究のみならず著名作家による短編作品や新訳作品など創作を数多く掲載しています。【目次】・海外「刑事もの」映像の歴史 問答―『刑事コロンボ』前夜・名コンビが「名刑事」を生み出すまで―レヴィンソン&リンクについて・コロンボという名はどこから?[第1部]・解説・倒叙ミステリとは・「刑事コロンボ」のキャラクターの原点・全作品ガイド・俳優「ピーター・フォーク」問答・「ロンドンの傘」比較解説・小説「愛しい死体」[第2部]・「殺意のワイン」(樹林伸)・「ゴールデンルーキー」(大倉崇裕)・「奪われた結末」(降田天)・「コロンボの初仕事」(七尾与史)・「紙入謎一寸徳兵衛」(山口雅也)