出版社コメント情報
世界中に衝撃を与え、「吸血鬼」を恐怖のアイコンにした伝説の映画『魔人ドラキュラ』から90年。怪奇と恐怖を愛する作家・山口雅也の総指揮の下、フィクションにおける「吸血鬼」像の変遷と豊かなヴァリエーションを海外古典の重要作品と、書下ろしを含む日本人人気作家の短篇を通して追っていくコンピレーションブックがここに完成。菊地秀行×山口雅也「古今東西吸血鬼映画ベスト」、山口雅也×京極夏彦「対談:西洋の吸血鬼vs日本の吸血妖怪」も収録。【目次】[第1部]海外編・ポリドリ「吸血鬼」・カットナー「ヘンショーの吸血鬼」・マクレガー「ホイットビー漂着船事件」・トポール「吸血鬼の歯」・ゲルブ「おしゃぶりスージー」・ゼラズニイ「吸血機伝説」[研究]歌の中の吸血鬼(山口雅也)[特別企画1]山口雅也×京極夏彦「対談:西洋の吸血鬼vs日本の吸血妖怪」[第2部]日本編・「夢魔で逢えたら」(山口雅也)・「頭の大きな毛のないコウモリ」(澤村伊智)・「ここを出たら」(新井素子)・「吸血鬼ハンターD 岬のセイレーン」(菊地秀行)[特別企画2]菊地秀行×山口雅也「古今東西吸血鬼映画ベスト」