出版社コメント情報
文学史・言語学・文献学・文体論の諸成果をふまえて文学作品そのものの構造・様式を細密に分析し、「ジャンル」の総合概念の下に作品固有の統一性を追求したドイツ文芸学派の文学理論体系。(新訳改訂版) ヴォルフガング・カイザー (Wolfgang Kayser) 1906-60。ベルリンに生まれ、ベルリン大学卒業後、リスボン大学・ゲッティンゲン大学教授を務める。本書『言語芸術作品』(1948)は文学作品を独立した言語芸術として研究・解釈するドイツ文芸学の文学原論として文学研究に幅広い影響をもたらした。