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人と人、100年前のヨーロッパの伝統、地元への愛、亡くなった社員の思い── いろんなものをつないでいるビールがある。日本外国特派員協会主催「世界に伝えたい日本のクラフトビール」コンテストにおいてグランプリを獲得! 岩手県・盛岡でこよなく愛される地ビール「ベアレン」の歩みと仕事術。1994年、酒税法の緩和により全国各地に地域密着の小規模ビール会社が誕生しては消えていった。そんななか、ベアレン醸造所は2013年に設立10周年を迎え、好調に売れ続けている。この謎の鍵は「情熱」と「地域密着」にある。著者が脱サラして資本金300万円でスタートし、まったく売れずに苦労した日々、2008年には工場のタンクが破裂してスタッフが1名亡くなるなどの 試練を乗り越え、今日に至ったベアレンの歩みと仕事術を伝えるノンフィクション。〈ベアレンってこんな会社!〉 ○舐めたくらいでは飲んだと言わない ○酒の席での取り決めは有効 ○マニアックな嗜好に迎合しない ○一度の失敗、不成功であきらめない ○大成功でも繰り返さず常に改善 ○嘘をついて売らない ○人の仕事も喜んで協力する ○社内恋愛は本気のみ