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京大総長でゴリラ研究者の著者による「未知の時代」の人とのつながり方。 先が見えない時代、人間にとってもっとも大切なことと何か。 自然の脅威、テクノロジーの進化をどう受け入れ、どう豊かに生きるか。 講演会で、100人の高校生のほとんどがスマホを手にしながら、「スマホを捨てたい」と言った。彼らはなぜ、スマホで人とつながることに漠然とした不安を感じているのか。およそ200万年前の人類の歴史とゴリラ研究の見地から、これからの「未知の時代」を生きる、生物としての人間らしさを考える。先が見えない時代、自然やテクノロジーと共生していくために。 第1章 スマホだけでつながるという不安――ゴリラ学者が感じる人間社会の変化 第2章 僕はこうしてゴリラになった――生物としての人間を知るために 第3章 言葉は人間に何をもたらしたのか――ゴリラから見た人間世界 第4章 人間らしさって何?――皆で食べ、育て、踊る人間の不思議 第5章 生物としての自覚を取り戻せ――AIに支配されないために 第6章 未来の社会の生き方――生活をデザインするユートピアへ