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犯罪は同じ原因によって起こっている.各犯罪を理解するためのさまざまな犯罪理論が乱立するなか「自己統制理論」を解いた先駆者であるT.ハーシとM.R.ゴッドフレッドソンが実証データを用いて詳細に展開し、理論を確立.エポックメイキングとなった解説書である.1990年に刊行され,多くの研究者に引用されてきた同書からは今なお,普遍的な多くの問題提起をみることができる.邦訳『犯罪の基礎理論』(1996年刊)から20年以上を経て,名著が新訳でよみがえる.訳者は元日本犯罪心理学会会長・大渕憲一氏(東北大学名誉教授・現放送大学宮城学習センター所長.2016年に紫綬褒章受章).