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戦時下、占領下の日常 大分オーラルヒストリー

戦時下、占領下の日常 大分オーラルヒストリー

商品コード:X1009784622089988

  • 著者エドガー・A・ポーター/〔著〕 ランイン・ポーター/〔著〕 菅田絢子/訳
  • 出版社名みすず書房
  • ページ数341P 20cm
  • ISBN978-4-622-08998-8

販売価格4,070円(税込)

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出版社コメント情報

「晩秋になり、茶屋ヶ鼻橋を渡っていると佐伯湾に連合艦隊の艦船が多数入港しているのが見え、灘山に駆け登って眼下の湾を眺めたことがあります。航空母艦や戦艦、巡洋艦や駆逐艦でびっしりでした」「山本五十六がひとりで杵築の家を訪ねてきたこともあります。軍服でなくソフト帽をかぶって背広を着て、別府から汽車に乗って駅から歩いてきた。長居はしなかったけれども、やはり昼食をともにして親父のつくったイチゴを食べて帰っていきました」「焼夷弾で一面焼け野原になり、夜が明けて大分駅から海のほうを見たら建物がまるっきりなかった。不思議なことに私の家と隣のもう一軒だけが残っていました」「正午に天皇の放送を聞いて気が抜けて寝そべっていました。そこへ突然大きな声で〈みんな起きろ! 長官殿が突っこまれるからただちに爆装をつくれ!〉」「8月20日ごろだったと思います。別府湾にアメリカ軍が上陸してくるという噂が飛び交った。女性と子どもは逃げろ、ということになり、私の姉ふたりと母親と隣のおばさんの4人が夜の道を50キロ、10時間かけて親戚が住んでいた安心院まで逃げたんです」真珠湾攻撃最後の演習がおこなわれた佐伯、桜花ほか各種特攻機が集結した「雲の墓標」宇佐、玉音放送後に「最後の特攻」が発進した大分、空襲を免れるも1万ものアメリカ兵を抱えこんだ別府…。日中戦争、太平洋戦争から占領期まで、戦地や国内で敗戦を迎えた兵士たち、銃後に、米軍の間接統治下に生きた人々の貴重な歴史証言。