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ガリレオの中指 科学的研究とポリティクスが衝突するとき

ガリレオの中指 科学的研究とポリティクスが衝突するとき

商品コード:X1009784622095323

  • 著者アリス・ドレガー/〔著〕 鈴木光太郎/訳
  • 出版社名みすず書房
  • ページ数356,60P 20cm
  • ISBN978-4-622-09532-3

販売価格5,500円(税込)

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出版社コメント情報

著者アリス・ドレガーは科学史・医学史を専門とする歴史学者であり、インターセックスの権利の確立を求める活動家でもある。ドレガーは、アメリカにおける学術研究や医療を取り巻く事実と証拠の軽視、ひいては学問の自由の危機に警鐘を鳴らす。 インターセックスへの医療的介入、トランスジェンダーや性行動に関する科学的研究、人間の本性に関する人類学的考察といったテーマは、アイデンティティやイデオロギーの観点から物議をかもしやすい。論争の果てに、悪とみなされた研究者たちは、地位を追われることさえある。その姿は、宗教裁判で有罪とされたガリレオさながらである。しかし果たして、そうした「有罪判決」は事実にもとづいていたのだろうか? 必ずしもそうではない、とドレガーは述べる。ポリティカル・コレクトでない研究結果だからといって真実ではないわけではないし、ポリティカル・コレクトな主張だからといってそれが真実だとは限らない。事実にもとづかない告発に脅かされる研究者や、科学的証拠にもとづかない医療の不利益を被る患者のために、なにが守られるべきなのか。真実を希求した一人の研究者による、渾身のルポルタージュ。日本語版刊行に寄せた著者による序文も収録。