出版社コメント情報
デルタ地帯出身のミュージシャンたちがミシシッピー川を遡って辿り着いた地、シカゴ。この地でブルースは、エレクトリック・ギターの導入やバンド・スタイルで演奏することなどにより、徐々に都会的なブルースに変貌していきました。本書では、シカゴ・ブルースの巨匠マディ・ウォーターズを皮切りに、バディ・ガイやオーティス・ラッシュ、マジック・サム、ロバート・ジュニア・ロックウッド、エルモア・ジェイムス、エディ・テイラーなど全12人のギタリストにフォーカスし、彼ら独自の奏法を読者に伝授します。シカゴ・ブルースならではのシンプルなバッキングから、ブチ切れたかのような激情型のソロまで、本書で学ぶことによりシカゴ・ブルースの真髄に触れることが出来ます。ブルースは決して過去の音楽ではありません。ロックやジャズをはじめ、現代の多くの音楽の中で直接的に、あるいはスピリット的に継承されているのは言うに及ばず、現代の音楽シーンで活躍しているブルースマンも数多くいます。自身のスタイルにブルースを、シカゴ・テイストを取り入れたいと考えているギタリストたちに、ピッタリの1冊です!