この本は幅広い音楽の力が養われるように考えられた、ピアノ総合教本です。この本に使われている曲は、この本のために書かれた作品、よく知られている歌、新しいひびきの曲などで構成されています。この本と、同時に発行されているシリーズの補助教材とを併用されることをおすすめします。補助教材は、シリーズ全体の構想を補完するものとして、この教本と深く関連づけられています。これらを総合的に勉強することによって、楽譜を読む力、耳の訓練、音程の知識を深めるとともに、正しいリズムで音楽を演奏すること、さらに楽典の理解力が身につきます。『やってみよう！』という課題が多数のページにあります。これらは先生や生徒に大いに創造性を発揮してもらうためのものです。このシリーズはピアノを通して音楽教育を楽しく進められるようにプログラミングされています。ピアノを習う生徒にとって充実した音楽の旅となるように願っています。