出版社コメント情報
異彩を放つ在野の思想家・矢部史郎が日本各地を自らの足で訪ね歩き、その土地土地でインスピレーションを受けながら、自身の積年のテーマであった「原子力と都市」について思いをめぐらせ書き上げた渾身の異色作。; ;本書に収められたエッセーは、2006年から2年間のあいだ、いくつかの土地を歩き書いたものだ。; ;どんなところであれ、人が生きる土地には人の手が加えられていて、都市化されてきた歴史がある。都市の歴史はいくつかの時代が地層をなして折り重なっているものだろう。そして、歴史とは現在を基点にして遡っていくことでし