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精神分析体験:ビオンの宇宙 対象関係論を学ぶ 立志編

精神分析体験:ビオンの宇宙 対象関係論を学ぶ 立志編

商品コード:X1009784753309023

  • 著者松木邦裕/著
  • 出版社名岩崎学術出版社
  • ページ数232P 22cm
  • ISBN978-4-7533-0902-3

販売価格3,300円(税込)

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出版社商品紹介

精神分析臨床の第一人者が、長期にわたり構想してきたビオン入門書。そこから新しい精神分析が展開されている。

出版社コメント情報

本書の仮の表題を,私流の精神分析入門書『対象関係論を学ぶ』の続編との位置づけから,その「立志編」としていました。同書を読んで,もっとこの考え方を学んでみようとの志を抱かれた方に読んでいただこうという意図からです。―構想十余年を経て,待望の書き下ろし。もっとも明快なビオン入門。本書は3部の構成になっています。ただこの分割は便宜上のものであって,実際には連続かつ重複するものです。また私自身が,読者により十分に理解してもらいたいと願い,重複をいとわず記述しました。ですから,主題や概念によっては何度も顔を出してきます。それでも第1部は,内的体験と表題して,おもに個人のこころの中に起こっていることの理解に焦点をあてています。当然ながら,精神分析学は個人のこころを理解しようとする学問ですから,まずそこを深めていきます。ただ私たちのこころの世界である無意識的空想は,私たちの外界に置かれていること,すなわち私たちは私たちの世界観を通して見ている外界という内的世界に棲んでいるとのビオンに学んだことも忘れてはなりません。また,個人のこころは対象との関係で築かれるものです。精神分析も,関係において働きかけをなそうとするものです。そこで第2部ではより直接に,関係性に注目しています。最後の第3部では,私たちが精神分析の臨床家であることについて見ていきます。その事実をどのように受け入れ,どのように実践するかは,私たちが精神分析に携わる以上,繰り返し考え続けるべき課題です。それを,ビオンの視点を参照にして見つめてみましょう。『対象関係論を学ぶ』は,ビオンの基本的な概念のひとつであるコンテイナー/コンテインドを紹介する章で終わりました。そこで本書は,そのコンテイナー/コンテインドから始まります。