出版社コメント情報
七つの扉/セフィロートのと七つの惑星を組みあわせた四九のイメージ・ユニットからなる記憶装置としてのイデアの劇場の本性と構造を明らかにし、美術史、哲学・思想史、文学史、社会史のすべてを横断する方法としての「記憶の学」の系譜をたどり、古代からルネサンスにいたるヨーロッパ的叡智の総体を、ことばとイメージのあいだの相互作用を、そしてその作用を循環的に生成していく機能領域としての「記憶」をめぐるさまざまな理論と実践をとらえなおし、一六世紀のエンブレム学・神話解釈学および美術作品との関連性という視点から註釈を加え、そ