出版社コメント情報
大阪大学では2002年3月「国際化の中の日本文学研究―その課題と方法への模索―」と題して講演とシンポジウムを開いた。この年の秋には「21世紀COEプログラム」も始まり、海外における日本文学研究の一助にもなればとの思いで、一連の研究として2003年月には「日本文学 翻訳の可能性」、12月には「海外における源氏物語の世界」を企画し、海外から研究者もお呼びし、多数の参加者のもとに本格的なシンポジウムを開くとともに、それにあわせて各国の方々にテーマにあわせた原稿の執筆もお願いした。このようにしてまとめたのが、本シリーズである。