出版社コメント情報
「ひとつの日本」から「いくつもの日本」へ。1999年山形の地よりその産声を上げ、「汝の立つ所を深く掘れ、そこに泉あり」(伊波普猷)を座右の銘に、従来の地域学に革新をもたらしてきた「東北学」。それから5年、今や全アジアに張り巡らされた地下水脈が、新しい装いとともにその姿をあらわすときがやって来ました。第5号の特集は「里山・里海―暮らしの中の山と海」。昔からある自然との共生の中に、治山治水の技術や、資源利用の伝統や、動物保全の本質を探る。里山ブームとは一線を画す、読みごたえ十分の評論・ルポ多数。