筆者の「生命の分子的基盤」の講義用ノートをまとめた，たいへんユニークな参考書です．生理学・生化学・薬理学に代表される機能系領域は，学生にとって難しい科目ですが，目に見えにくいものの大きさを意識し，それぞれの機能を関連づけて学習できれば，知識の整理がぐんと楽になります．そこで本書では，まず代表的な図面の大小関係・関連性を示した「関連図」と，個々の知識の関連性を示した「概念図」のmapを掲載しました．そしてそれぞれのセクションでは、目で見てわかるようオリジナルのカラーイラストを満載し，できるだけわかりやすい解説を心がけました．また，セクションごとに知識の確認ができる赤シートつきの練習問題を掲載しました．　医科，歯科，看護，薬学，獣医学など生命科学に関連する領域での基礎固めに最適です．