出版社コメント情報
水環境における「親水」に焦点を当てることで,親水イコール水辺の施設づくりから脱却し,水環境が本来備えていた親水性を再認識し,人間と水環境との関係性を捉え直そうと考えた書。都市内や都市近郊の河川,水路などを対象としたフィールドワークを通じて,そこに見出された水辺と人々の係わり方や水辺と生き物との係わり方など,水辺の存在が果たす物理的な効果,心理的な効果,社会的な効果などを具体的にとらえ解説してゆく。「親水」機能をもつ水辺のまちづくりに関心をもっている一般・学生の方をはじめ、行政や実務に携わる方々に一読いただきたい一冊。