出版社コメント情報
貸出条件の緩和により、数多くの中小企業の資金繰りは一時的にせよ落ち着きを取り戻したが、慢性的な不況が続くなかで再建計画が挫折し、リスケ後の「二次破綻」が懸念されています。金融機関にとっても、せっかくのリスケが単なる延命策にとどまっていると、保全状況によっては、貸倒損失がリスケ前に比べて増加するおそれがあります。 そこで求められるのは、厳格な期中管理であり、万一の場合の適切な回収ノウハウです。本書は、申出時の対応から保全の検討・強化、債務者の兆候変化時の対応、回収における留意事項等、107項目をQ&A方式で解説した営業店法人・融資担当の必携書です。