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近年、発達障害児・者への心理アセスメントとして、知能指数や発達指数の評価だけでなく神経心理学的アセスメントによる評価が求められている。また、認知症疾患の増加にともなって詳細な認知機能評価の重要性が増している。本書では臨床現場でよく使用される神経心理学的アセスメントの概論および高次脳機能との関連も含めた総合的な解釈法について解説する。また、検査を実施する上での留意点なども含めて臨床実践として理解しやすいように可能な限り症例も交えて紹介した。神経心理学的アセスメントに関わる医師、臨床心理士、作業療法士、言語聴覚士、看護師など専門職の方々だけでなく、これから神経心理学的アセスメントに取り組もうとしている学生や大学院生にとっても必携のハンドブックである。